新型コロナウイルス抗体検査について

本製品は研究用試薬で、診断用ではありません。

当クリニックはH-Guard社の新型コロナウイルス抗体検査キット「Novel Coronavirus COVID-19 IgG/IgM」を推奨しております。
同抗体検査キットは日本国内にて、体外用診断医薬品として使用できるよう、承認申請を目指しております。
また、同抗体検査キットは、既に欧州連合のCE認証を取得しており、ヨーロッパを中心に世界各国で活用されている実績があります。そして、公表されている臨床データとして、99.26%の高精度で陽性/陰性を判定できることが報告されています。
(感度:98.43%、特異度:99.31%)

新型コロナウイルス抗体検査の特徴

ヒトの体内に新型コロナウイルスが侵入した際に、異物に対して特異的に反応する抗体(蛋白質)が作られます。そのため、血液中のウイルス抗体の有無を調べることで、間接的にウイルスに感染している(もしくは感染していた)かを推測することができます。
一般に、抗体は感染初期にはIgM抗体が作られ、その後、およそ7日後からIgG抗体が作られます。
従って、新型コロナウイルスに感染しているかどうかを確かめるために、IgG/IgMを同時に検査することによって、感染の有無や感染時期などを速やかに確認することができます

検査キットの特徴

迅速な検査

検査結果は約10分で分かります。そしてその結果は目視で確認することができます。

簡便性

簡単に指から採血した、全血で検査することができます。

同時計測

IgM 及びIgG抗体を同時に判定することができます。

利便性

測定に必要な全ての器具が検査キットに用意されており、常温で保管することができます。

新型コロナウイルス 抗体検査手順

はじめに

検査をされるお部屋は、静かで落ち着ける場所をお選びください。
また、室温は25℃前後が理想的です。

キットの開封

検査キットを箱から取り出して内容を確認してください。

使えるように準備

キットを袋から取り出して直ぐに使えるように準備してください。また、試薬チューブも蓋を開けて溶液をご確認ください。

タイマーの準備

タイマー機能がある携帯等をご用意いただき、10分にセットして、準備してください。


1

手をグー、パーしたり、穿刺する中指を良く揉んで血液の循環を良くします。

2

アルコールシートを使って、穿刺する中指だけでなく、全ての指を消毒してください。

3

検査する手をテーブルに置き、中指の中心部にランセットを強く当てて針を刺します。

4

あまり血液が出ないようでしたら、親指で絞り出すように圧迫してください。

5

マイクロピペットで、ピペットの柄の2/3位まで血液を吸い込みます。

6

採取した血液を試薬チューブに入れ、3回ほどピペッティング(吸ったり出したり)します。

7

試薬チューブの蓋を閉じて、3回ほど転倒混合(試薬チューブを指で倒したり起こしたりする)します。

8

転倒混合した試薬チューブから試薬と混合した血液をマイクロピペッットで取り出します。

9

混合した血液をマイクロピペットで、検査プレートの所定の場所に3滴、滴下してください。

10

予め用意しておいた、10分タイマーを作動させて、検査プレートの反応を待ちます。

11

穿刺した中指を綿棒で止血して、アルコールシートで消毒して、絆創膏を貼って下さい。

12

10分経過しましたら、検査プレートの判定部をご確認下さい。(検査結果表参照)

13

検査プレート及び問診票、検査同意書を撮影頂き、LINEで当クリニックのアカウントに送付してください。

14

検査キットを元のキットケースに入れ、更に専用のビニールパックに入れて、問診票・検査同意書と一緒にご返送ください


判定結果

結果判定
IgM陰性/IgG陰性新型コロナウイルスによる最近の感染ではない可能性を示すか、又は感染の早期、抗体の検証に必要な十分な抗体が生成されていない可能性を示す
IgM陽性/IgG陽性新型コロナウイルスによる最近の感染である可能性を示す
IgM陽性/IgG陰性新型コロナウイルスによる最近の感染である可能性を示す
IgM陰性/IgG陽性新型コロナウイルスによる過去の感染である可能性を示す